ISOコンサルを変更するには?初めての担当者向けに準備と引継ぎを紹介

ISOコンサルを変更するには?初めての担当者向けに準備と引継ぎを紹介

「今のコンサルでは仕事を進めにくい」「担当者が支援を終えることになった」。別の会社に頼みたいと思っても、審査の準備や資料をどう引き継ぐか、迷うことがあります。 コンサル変更では、今の契約と次の審査日を見ながら、新旧の会社が担当する仕事を決めます。資料だけでなく、途中の相談や残る作業も伝えると、切替え後に続きから進められます。 この記事では、切替え時期と費用の考え方、引き継ぐ資料、担当者と期限を残すメモの例を紹介します。

この記事でわかること

  • コンサル会社と審査機関は、役割が違う
  • イソログに寄せられたリアルな声
  • 今の困りごとを、次の会社に頼みたいことへ変える
  • 切替え日は、契約と次の審査日を見て決める
  • 引き継ぐ資料と、受け取るときの確認

コンサル会社と審査機関は、役割が違う

ISOコンサル会社は、ISO取得の準備や、取得後の社内ルール・記録の見直しを手伝う会社です。一方、審査機関は、会社の仕組みがISOの基準を満たしているかを審査し、認証する機関です。

コンサル会社を変更するために、審査機関も一緒に変える必要はありません。この記事では、準備や運用を手伝うコンサル会社の切替えを扱います。

引継ぎでは、現在の契約、次の審査日、使っている資料、残っている作業を新しい会社へ伝えます。取得の途中でも取得後でも、今どこまで進んでいるかが分かれば、次に頼む仕事を相談できます。

イソログに寄せられたリアルな声

以下は編集部が作成した相談例です。

イソログに寄せられたリアルな声

ISO取得を検討する担当者の悩みや気づきを、横にスライドして確認できます。

5件
支援の終了

今のコンサルが支援を終えることになりました

卸売業/22人

イソログ相談例

状況

これまで同じ人に頼んでいたので、次の依頼先へ何を伝えるか分かりません。

進め方

次の審査日と、今頼んでいる仕事が分かると、新しい会社も支援の予定を考えられます。今の担当者から終了日、受け取る資料、途中の作業を聞き、候補の会社へ開始時期を相談します。

審査前の切替え

審査が近く、いつ変更すればよいか迷っています

設備工事業/34人

イソログ相談例

状況

見積もりは届きましたが、審査の準備をどちらに頼むかは決まっていません。

進め方

審査日と準備の進み具合を、新旧の支援先へ伝えます。資料の確認や審査当日の相談をどちらが担当するか決めると、準備を途中で止めずに切替え日を調整できます。

資料の受渡し

資料が、今の支援先の手元にあります

印刷業/16人

イソログ相談例

状況

社内には印刷した資料だけがあり、書き直せるファイルを受け取っているか分かりません。

進め方

使っている資料を一覧にし、今の支援先へ受け取れるファイルの形式と受渡し日を聞きます。新しい支援先にも、その資料を使って進められるか見てもらうと、準備するものが分かります。

途中の相談

前の依頼で、回答待ちのことが残っています

制作会社/11人

イソログ相談例

状況

点検表の修正を相談していましたが、新しい担当者に何を伝えるか迷っています。

進め方

相談した内容、届いた回答、まだ決まっていないことをメモに残します。新しい支援先とそのメモを読み、続きの確認を誰がいつまでに行うか決めます。

切替え月の費用

切替える月の支払いが心配です

運送業/29人

イソログ相談例

状況

新しい会社の月額は分かりましたが、現在の契約の最終支払いと重なるかは未確認です。

進め方

今の契約の最終支払いと、新しい会社への初回費用を並べると、その月の負担が分かります。支払日と金額を新旧の会社から聞き、経理と予算を確認します。

今の困りごとを、次の会社に頼みたいことへ変える

「対応が合わない」という理由だけでは、新しい会社にどんな支援を期待しているか伝わりにくくなります。困った場面を一つ挙げると、必要な対応を具体的に話せます。

例えば「質問への返事を待って作業が止まる」なら、質問の窓口や回答までの日数の目安を聞けます。「資料を自分で直せない」なら、実際のファイルを使って書き直し方を教えてほしい、と伝えられます。

現在の会社でも、担当者や打合せ方法、支援内容を変えることで解決する場合があります。変更案を聞いたうえで、別の会社へ頼むかを社内で検討する方法もあります。

支援先を変える理由は、不満だけではありません。ISOコムの公表記事では、個人のコンサルタントが廃業する場合の引継ぎも案内しています。支援が終わる予定が分かった時点で、資料の受渡しと次の相談先を考えておくと安心です。

社内で担当する仕事も増やしたい場合は、ISOコンサルへの依頼を見直し、社内で運用する範囲を広げる方法も参考になります。

切替え日は、契約と次の審査日を見て決める

切替え日は、今の支援が終わる日、新しい支援を始められる日、次の審査日を並べて考えます。先に日付だけを決めると、審査前の資料確認などを頼める人がいない期間ができることがあります。

今の契約書では、終了を申し出る期限と方法、最終支払いを確認します。新しい会社には、開始日、最初に必要な資料、初回費用を聞きます。契約担当者や経理にも共有すると、手続きと予算を一緒に調整できます。

切替え前に聞いておくこと
確認すること聞く相手質問の例
今の支援の終了現在の会社・社内の契約担当者いつまでに、どの方法で終了を連絡しますか。支援はいつまで受けられますか
新しい支援の開始候補の会社いつから支援を始められますか。初回までにどの資料が必要ですか
次の審査の準備社内担当者・新旧の支援先残っている資料確認や相談は、どちらがいつまでに担当しますか
切替え月の支払い新旧の支援先・経理最終支払いと初回費用は、それぞれいつ、いくら必要ですか

審査が近い場合は、準備を今の会社に最後まで頼むか、新しい会社に引き継げるかを先に決めます。支援期間が重なるなら、重なる期間の料金も含めて判断します。資料の量や残る作業が違うため、変更に必要な日数は一律には決まりません。

ポイント

日程表には、終了日と開始日に加えて、残る作業の担当者も書きます。「点検表の修正は今の会社、次回の打合せからは新しい会社」のようにすると、頼み忘れを防げます。

提案書や見積もりの読み合わせには、ISOコンサル契約前の質問例と確認メモも使えます。

引き継ぐ資料と、受け取るときの確認

引継ぎに使うのは、普段の手順書や記録、審査の予定、途中の相談が分かるメモなどです。新しい会社へ最初に必要なものを聞き、現在使っている資料をそろえます。似たファイルが複数ある場合は、使っている部署にどれが最新かを確かめます。

引き継ぐ資料の例
資料一緒に伝えること手元にない場合
登録証・次の審査予定取得しているISOと次の審査日社内の保管場所や審査窓口に聞く
手順書・普段の記録使っている部署と保存場所今の支援先に、受け取れる資料とファイル形式を聞く
審査後の連絡・未完了の作業まだ済んでいない回答や修正、その期限社内担当者と支援先に、現在の進み具合を聞く
打合せメモ・相談の履歴決まったことと回答待ちのこと窓口担当者と今の支援先に聞く

紙だけで受け取っている資料は、社内で書き直せるファイルも受け取れるかを聞いておきます。届いたファイルは実際に開き、必要な内容がそろっているかを見ます。支援終了後の利用についても、契約と支援先の案内を確かめます。

資料が足りなくても、変更先への相談は始められます。不足するものを伝え、先に用意する資料を決めます。顧客や社員の情報が入った資料は、共有できる範囲と受渡し方法を社内で確かめてから渡します。

終わっていない仕事を残す、引継ぎメモの例

資料だけを渡しても、「この点検表は修正中」「この質問は回答待ち」といった事情までは伝わりません。現在の状況、次にすること、担当者、期限を短いメモにすると、新しい担当者が続きを進めやすくなります。社内で使っている打合せメモにまとめても構いません。

次は、卸売会社で担当者を交代する際の架空の記入例です。日付・人名・状況は説明用で、新旧の支援先と仕事の分担を決めた場面を想定しています。

引継ぎメモの記入例
引き継ぐこと今の状況次の対応・担当者・期限
次回審査の準備審査は11月20日。準備する資料を確認中社内担当の佐藤と新しい支援先が、11月1日に準備の順番を決める
資料の受渡し今の支援先から10月30日にファイルが届く予定佐藤が開けるかを確認。11月2日に新しい支援先と内容を読み合わせる
点検表の修正部署名の変更を相談中。直す箇所はメモに記載済み新しい支援先が11月5日までに修正案を作り、佐藤が利用部署に確認する

資料が届かないなど、予定が変わったら、次の担当者へその時点の状況を伝えます。新しい期限を決めてメモを書き換え、上司にも共有すると、古い予定のまま準備が止まるのを防げます。

新しい担当者との最初の打合せで話すこと

最初の打合せは、引継ぎメモと実際の資料を一緒に見る機会です。新しい担当者がファイルを開けるか、使う資料を取り違えていないかを確かめ、次の作業と締切を決めます。

社内には、新しい相談窓口、連絡方法、最初の打合せ日を知らせます。古い窓口が書かれた案内は更新し、以前の支援先との資料共有についても、社内担当者と扱いを見直します。

一度やり取りをしてみると、事前に送った方がよい資料や、回答をもらいたい日を添える必要などが分かります。最初の作業が終わったところで、頼んだ内容と実際の分担が合っていたかを話すと、その後の進め方を整えられます。

ISOコンサルの変更でよくある質問

資料が全部そろっていなくても、変更先へ相談できる?

はい、相談できます。手元にある資料と不足するもの、次の審査日、途中の作業を伝えます。そのうえで、引き受けてもらえる仕事と、先に用意する資料を決めます。

審査が近いときは、いつ切り替えればよい?

審査までの準備をどちらの会社が担当できるかを決めてから、切替え日を調整します。今の会社に審査まで頼む方法と、新しい会社へ途中から引き継ぐ方法があります。審査日と残る作業を伝え、対応できる日程を聞きます。

変更すれば、費用は必ず安くなる?

必ず安くなるわけではありません。月額が下がっても、初回費用や引継ぎ料金、今の契約の最終支払いがかかる場合があります。切替え時に必要な総額と、その後の月額を分けて比べると判断しやすくなります。

コンサルを変えると、審査機関も変える必要がある?

いいえ、コンサル会社の変更に合わせて審査機関も変える必要はありません。コンサルは準備や運用を手伝い、審査機関は審査と認証を行います。審査機関も変えたい場合は、別の手続きとして、その機関へ相談します。

支援先の変更をISOトラストへ相談する

ISOトラストでは、ISOの取得や取得後の運用を支援しています。今の支援を見直したい場合は、次の審査予定と手元の資料、困っている作業を伝えると、必要な支援について相談できます。

変更を検討している段階でも、引き継ぎたい仕事と希望する開始時期を伝え、対応範囲を確かめられます。

ISOトラストの取得・運用支援の案内
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